Q&A
お客様から寄せられるよくあるご質問とその回答を掲載しています。ご参考ください。
「バッチ」とは何ですか
一回ごとのコーティングの際に装置を開けて、ワークを出し入れする、単一処理の方式の真空蒸着装置をバッチ式の蒸着装置と呼びます。(⇔ 連続式 )
このことから、コーティングの蒸着処理一回を一バッチと呼ぶ事があります。
「入り数」とは何ですか
蒸着するワークはドームと呼ばれる金枠に、蒸着冶具という個々のワークをセットしたものを並べます。この時のワークの大きさや形状、冶具の構造、ドームの大きさ、要求されるコートの精度、性能、装置の大きさによって一回(1バッチ)で蒸着できるワークの最大数量が決まります。したがって、この整数倍で蒸着すると最も効率良く経済的に生産することができ、半端が出る場合は効率が落ち、割高になります。
「冶具」とは何ですか
冶具にはワークを保持するための押さえや留め(掛かりと呼びます。)が必要になりますが、この部分がワークによってはコートができない領域になる事があります。この部分をあまり小さく取ると、熱膨張、収縮、大気導入時の風、ワークの傾きなどによって冶具から落下したりする場合がありますので、ある程度の大きさが必要となります。
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